Answering Your Questions

子宮卵管造影検査
Q&A

子宮卵管造影検査に関する質問集です。

子宮卵管造影検査で注意すべき点はありますか?

子宮卵管造影検査は妊娠または妊娠している可能性がある方は受けることができません。子宮卵管造影に使用している造影剤には、ヨードが含まれています。過去に造影検査などを行ってアレルギー反応が出たことのある方や甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)のある方、喘息、てんかん発作のある方は事前に医師にご相談ください。

なぜ子宮卵管造影は大切な検査でしょうか?

子宮卵管造影検査は、自然妊娠をする上で精子と卵子が出会う場所である「卵管」の通過性を造影剤を使用してX線で調べる検査です。卵管の通過性だけでなく子宮や卵管の形態も確認できる検査ですので、不妊症の原因を探る最初の重要な検査になります。検査結果に応じて、他の検査の必要性や今後の治療方針を医師と相談することになります。

病院で受診の際に準備は必要ですか?

特別な準備の必要はありませんが、まずは問診でこれまでにかかった病気や受けた手術、妊娠歴、不妊治療歴、感染症検査、現在治療している疾患、服用中の薬があるか等を医師にお話しください。

子宮卵管造影検査中や検査後はどのような感じでしょうか?

検査中は少し生理中のようなお痛みや違和感があるかもしれません。検査後はカテーテル挿入の刺激により少量の出血や残った造影剤が少量漏出する場合がありますので、検査後は生理用ナプキンを装着しておくことをおすすめします。通常は自然に止まりますので心配はいりません。また、まれにアレルギー症状が起きることがあります。かゆみや吐き気、喉の違和感等、何か異常がある場合にはすぐに医師にお伝えください。

子宮卵管造影検査は痛くないですか?

痛みの感じ方は人により異なりますが、カテーテルを子宮に挿入し、バルーンをふくらませる時や粘稠性のある造影剤を圧をかけながら注入するときに痛みを伴うことがあります。卵管が狭くなっている方は造影剤を注入する際に痛みを感じやすいと言われていますが、痛みを感じない方もいます。心配な方は事前に医師に相談し、痛み止めを処方してもらうこともできます。

副作用はありますか?

非常にまれな副作用としては、腹痛、急性のショック、皮膚炎、むくみ、肝機能障害等の副作用が起こることが報告されています。何か異常がある場合は必ず医師にご相談ください。

レントゲンを使用した検査ですが卵巣被曝線量は大丈夫ですか?

子宮卵管造影検査時の被曝量は胸部のレントゲン撮影などと比較しても非常に微量で、危険性は極めて低いです。排卵前の卵巣内の卵への影響に関する報告はありません。